幻となったフライ級王座への挑戦「フルトンとは5階級制覇の挑戦です。」

今日は、井上尚弥は5階級制覇を狙っている!と言う話です。本来なら5階級目に挑戦しているってことです。幻のフライ級んの試合が組まれていた事実!そして飛び級でスーパーフライに上げた理由を解説します。

まず、最初の世界王者になった試合は。2014年4月6日 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:アドリアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦して、 6ラウンド 2分54秒で TKO勝利です。この時が初の世界チャンピオンとなりました。

初防衛戦は、2014年9月5日 WBC世界ライトフライ級、王座防衛戦は、格下の同級13位のサマートレック ゴーキャットジム(タイ) との戦いで、11ラウンド、1分8秒で TKO勝利を収めております。

ここで、階級をフライ級に上げて2階級目の王座を狙っていました。

1階級上げてフライ級でWBA王者のフアン カルロス レベコに挑戦する話がついていたのですが、フアン カルロス レベコは、試合間隔が短く、もし前の試合でけがをしてしまったら日本に来ることができなくなるかもしれない。そういう状況で、アルゼンチン側から同胞のナルバエスなら確実だ、という連絡が入っていたそうです。

幻のフライ級タイトルマッチ|フアン・カルロス・レベコ 

当時、ナルバエスは、スーパーフライ級の強豪として知れ渡っていました。

当時、大橋会長は、「ナルバエスは、井上尚弥の2階級うえのスーパーフライ級で。名王者だとは知っていましたが、映像も見ていないし、断ろうかと思っていました。

それで一応、尚弥に聞いてみたら、二つ返事で『やります。自信あります。!』って言ったそうです。

大橋会長もびっくりしたそうですが、「だったらやってみようということになったそうです。」

あの時、1階級飛び越えてのスーパーフライ級に転向してしまったので、フライ級の王座はとることができませんでした。もちろんかみ合わせがうまく運んでいたら、フライ級も100%世界王者になっていました。

幻のフライ級なのです。

皆様も、フライ級で負けるなんて想像つきませんよね。

WBA王者のフアン カルロス レベコに挑戦する話が、うまくかみ合えば、フライ級も取っていたでしょう。

1階級飛び級で進級してしまったのです。

そんで、2014年12月30日 WBO世界スーパーフライ級、タイトルマッチで王者:オマール ナルバエス(アルゼンチン)を2ラウンド 3分で、KO勝利で2階級制覇王者となりました。素晴らしい試合でしたね。

このあと、WBO世界スーパーフライ級を7回防衛してバンタム級へ昇級しました。

1回目が、2015年12月29日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦 同級1位のワーリト パレナス(フィリピン)を2ラウンド 1分20秒で KO勝利を収めました。

2回目の防衛戦が、2016年5月8日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦 同級1位のデビッド カルモナ(メキシコ)を12ラウンド 3対0の大差の判定で勝利しました。本人はふがいない試合で申し訳ないと誤っていたのが印象的です。

3回目の防衛戦が

2016年9月4日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦3
1位ペッバーンボーン・ゴーキャットジム(タイ) 10ラウンド 3分3秒 KO勝利

4回目の防衛戦が

2016年12月30日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦4
10位河野公平(日本・ワタナベ) 6ラウンド 1分1秒 TKO勝利

5回目の防衛戦が

2017年5月21日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦5
2位リカルド・ロドリゲス(アメリカ) 3ラウンド 1分8秒 KO勝利

6回目の防衛戦が

2017年9月9日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦6
7位アントニオ・ニエベス(アメリカ) 6ラウンド 終了 TKO勝利

7回目の防衛戦が

2017年12月30日 WBO世界スーパーフライ級王座防衛戦7
6位ヨアン・ボワイヨ(フランス) 3ラウンド 1分40秒 TKO勝利


3階級制覇はバンタム級です。(本当は4階級制覇ですよ。)

ここからは、バンタム級の軌跡です。

バンタム級第一章は、2018年5月25日。WBA世界バンタム級王者。ジェイミー・マクドネルから始まった。

軽量に遅刻した、マクドネルに対して、モンスターは、最初からぶん回して、あっさりKO勝利

1ラウンド。 1分52秒のTKO勝利でした。

あっさり、WBA世界バンタム級王者となりました。

バンタム級第二章は、2018年10月7日。。WBA世界バンタム級初防衛戦でWBSSの一回戦目。
ファン・カルロス・パヤノとの対戦です。

この試合は、モンスター史上、、省エネ、KO勝利です。
タイミングをつかんでの、ジャブと右ストレートです。みごとな。ワンツーの2発で、両足をそろえたままのダウンでした。

1ラウンド、 1分10秒でのKO勝利でした。

バンタム級第三章は、2019年5月18日。。WBAとIBFのベルトをかけて、WBSS準決勝。
エマニュエル・ロドリゲスとの戦いです。

圧勝。バックステップしながら打つ、フック素晴らしい完成度です。

2ラウンド、 1分19秒でKO勝利でした。

バンタム級第四章は、2019年11月7日。WBAとIBFのベルトをかけて、WBSSの決勝戦で、ノニト・ドネアと戦いました。

12ラウンドの判定勝利でした。 判定は、3対0です。
2ラウンド目にドネアの左フックで、眼底骨折をしてしまい、モンスター史上、一番きつい戦いになりましたね。

11ラウンドの、ドネアのダウンは、13カウントくらいになっており、疑惑のカウントでもありました。スタンドダウンのカウントを抜いてもテンカウウントは超えてましたね。

バンタム級第五章は、2020年11月1日。WBAとIBFのベルトをかけて、ジェイソン・モロニーとの消化試合でしたね。1年ぶりの試合でした。

7ラウンド。 TKO勝利でした。

バンタム級第六章は、2021年6月20日。WBAとIBFのベルトをかけて、IBF同級1位マイケル・​ダスマリナスと指名試合です。

3ラウンド KO勝利でしたね。

バンタム級第七章は。2021年12月14日。WBAとIBFのベルトをかけて、IBF同級5位アラン・ディパエンとの戦いです。もう対戦相手が見つからない時期でしたね。

バンタム級第八章は、2022年6月7日。WBAとIBFとWBCのベルトを掛けて、ノニト・ドネアとWBSS以来の戦いで、尚弥は、闘志をむき出しに、前回の忘れ物を、取り換えす戦いでもありました。

2ラウンド。TKO勝利でした。
WBAとIBFとWBCの3団体統一世界チャンピオンとなりました。あと一つです。

バンタム級第九章は、2022年12月13日。WBO同級王者ポール・バトラーと4団体統一チャンピオンの座を掛けての戦いです。

手を出さない、バトラーに対して、ノーガードで挑発する尚弥が、印象的でした。そのくらい余裕だったってことです。

結果は。11ラウンド。KO勝利でした。

スーパーバンタムは 4階級制覇ではなく実質5階級制覇への挑戦でもあります。5階級ってすごいですよ。

井上尚弥!もう、スーパーバンタム級でのフルトンとの戦いも決定し、フルトンに勝利すると、アクマダリエフとスーパーバンタム級4団体統一戦まで決定してます!

こんどは、井上尚弥のスーパーバンタム級の軌跡を観ていきましょう。

ワクワク。ドドッキドキします。

最後までご視聴有難うございました。

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